こんにちは。Dsuke@セミリタイア中です。
「このムダな努力をやめなさい」という本を読みました。著者はなんとあのマイクロソフトの日本法人、元代表取締役の成毛眞さんです。
世界を代表する大企業のトップということで、その人生哲学については目を見張るものがありました。もちろん、中には同意できない部分や疑問に思う部分もありましたが、合理的な物の考え方ができる方なのだなと思いました。
この本に書かれていて、私がいいなと思った内容を少しだけご紹介します。
努力は「選別」した方がうまくいく
「努力」という言葉には、美しいものというイメージが付きまといます。
- 人生において、努力は必ず報われる
- 努力をすれば夢は必ず叶う
- 若い間の努力は買ってでもしろ
しかし、そんなはずがないのは誰の目にも明らかです。そろそろ本音で語ってもいいのではないでしょうか。ただやみくもに努力をしても、それはほとんどの場合無駄に終わると。
苦手なことを克服しようと、ただただ頑張るだけではなんの解決にもならないです。苦手なことでその人のベストパフォーマンスが出せるとは思えません。
自分が本当にやりたいこと、面白いとおもったことをする方が、絶対に長続きします。そして、不思議なもので、好きなことを継続した方が結果がついてきます。
努力を努力と認識しないほど、好きなことに没頭できれば、これ以上の幸せはないですよね。
どうせ努力するなら、好きなことで努力しましょう。その努力が無駄に終わったとしても、嫌なことで努力した期間と、好きなことで努力した期間、どちらが有意義な時間だったか、比べるまでもないですよね。人生は楽しんだもの勝ちです。
精神論、根性論に振り回されない
「石の上にも三年」ということわざの通り、会社に就職してからよく言われるのが、「3年間は我慢しろ、どんな仕事でも3年続ければやり方もわかり面白くなるから」という言葉です。
長すぎませんか?
就職してから3年間というのは、ほとんどの人の場合、20代前半の頃です。もっとも若々しくエネルギーに満ち溢れている時期です。
人生で最高にアクティブなこの時期を、辛い仕事、面白くない仕事に費やすのはもったいないです。楽しくて楽しくて仕方がない仕事に就いているのなら話は別ですが。
ガムシャラに仕事をして、後から振り返ったときに「あの頃の辛い経験があったからこそ、今の自分がいる」という思いに浸ることもあるかもしれません。
ですが、大抵の場合、過去は美化されています。
本当に当時の努力が実を結んで、今の結果につながっているか、冷静に考えてみるとどうでしょう。精神論、根性論で突き進んで、会社にいいようにこき使われてしまっていたなんてことがあるかもしれません。
そうならないためにも、「頑張らない」「我慢しない」「根性を持たない」をモットーに、それでも結果を出せるようなことを模索するべきです。
会社員にこだわる必要もないと思っています。フリーランスでも自営業でも、はたまた派遣やアルバイトであっても、自分がやりたいようにやって結果を出せるなら、それに越したことはありません。
再度繰り返しますが、人生は楽しんだもの勝ちなのです。
無駄に頑張らずに、好きなことで頑張りましょう^-^
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