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【読書】自分で思っている以上に君が評価されないのは、いつも残業しているからだ

読書
この記事は約4分で読めます。

こんにちは。Dsuke@セミリタイア中です。

衝撃的なタイトルを書きましたが、これは、山本憲明著、『自分が思っている以上に君が評価されないのは、いつも残業しているからだ』という本のタイトルそのままです。

この本では、残業や長時間労働が美徳とされる、古い働き方に警鐘を鳴らすとともに、

どうすれば改善されるのか、少しでもいい影響を与える考え方とはなにか、について書かれています。

この本を読んで気付きや納得する部分があったので、ご紹介します。

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「残業=頑張っている」という幻想

みなさんも経験があるのではないでしょうか?

残業が常態化した職場、仕事が終わらないために自宅に持ち帰る日々、休日出勤など、一般的にブラック企業と呼ばれる会社の実態を。

そんな職場では、必ずと言っていいほど、「残業=頑張っている」という意識が蔓延っています。

出世する人や、”できる人”と呼ばれる人たちというのは、総じて誰よりも残業をして、誰よりも頑張っているという評価を受けます。

もちろん、勤勉で責任感の強い人が、やむを得ない理由で残業をすることは否定できません。ですが、実態はダラダラ仕事をしたり、時間を無駄に浪費したり、非効率的な作業をしていたりします。

本人も「残業=頑張っている」という幻想で満足しているのか、残業代目当てに頑張っているのか、周りから評価されることに自分の存在意義を見出しているのか定かではありませんが、

著書では、

はっきり言って、時間を制限せず仕事をすることなど、だれでも簡単にできます。残業を前提にすると、仕事の密度が薄くなり、ダラダラと働いてしまう要因になるのです。

と一刀両断しています。

本当に評価されるべきは、限られた時間で成果を出す人

なぜか日本では残業時間が長いほどお給料が多くもらえます。本来であれば費用対効果(時間対効果)で推し量るべき個人の能力を、残業時間の長さで評価する制度がありますがこれは間違いで、

本当に評価されるべき人というのは、残業時間が長い人ではなく、限られた時間で最大級の成果を出す人だと言えます。

そのような人材になれば、もはやそんな会社に勤めている理由もなく、外に飛び出してもやっていけそうですけどね。そういった、会社に依存しなくても済むようなスキルや知識を身に着けておくべきです。残業なんかしている場合ではなく。

最近は、残業が悪という真理に気付き始めた会社も増えてきたように思います。働き方改革ですね。まだまだ浸透していないところも多いですが。

他人に任せる。抱え込んで残業するのは悪

つねに残業をしている生産性の悪い人の特徴として、「自分で抱え込みすぎる」というのがあります。仕事をこなす能力が高く、頭がいい人によく見られる特徴です

これも心当たりがありますね。結論としては、誰でもできる仕事は抱え込まず、さっさと他人に任せてしまおう、ということになります。

そう言うと、「自分でやったほうが早い」「引継ぎが大変」「仕事の責任感から他人に任せられない」という声が聞こえてきます。

これらは確かにその通りかもしれません。ですが、そもそも本当にその仕事は自分にしかできないものなのでしょうか。

今やっている仕事、これまでやってきた仕事は他人に任せる

自分にしかできない仕事というのは、会社から与えられるものではなく、自分で創造した仕事のことです。それ以外の仕事は他人に任せてもいいのです。

引継ぎが大変なのであれば、マニュアルを作成する。「自分でやったほうが早い」のは最初だけ、後任がさらに効率的なやり方を生み出すかもしれない。自分がしている仕事は思っているほど責任は重くないと考える、など、割り切って仕事を任せることが大切です。

その割り切りが、好循環を生むのです。

誰にでもできる仕事は他人に任せ、自分は自分にしかできない創造力にあふれる仕事に集中すればいいのです。仕事を任された他人も、自分のやり方をみつけ、自分にしかできない仕事にシフトしていくはずです。

仕事もお金や経済と同じで、抱え込んでいるだけでは世の中は回らないのです。

まとめ

かく言うわたしも、社畜時代は平気で残業していました。繁忙期になると休日出勤は当たり前で、月の残業時間が100時間を超えていたこともあります。その戒めも踏まえてこの記事を作成しました。

著書には、残業がいかに悪影響を及ぼすかということだけでなく、どうすれば会社に依存しなくてもよくなるか、といったセミリタイヤにつながるヒントもふんだんに含まれています。

中には効率的な作業をするための、小手先テクニックも書かれており、ここは評価が二分するかもしれません。しかし、考え方については同意できるところが多いです。

まだまだ会社でバリバリ働きたい方にとっても、セミリタイアを狙っている方にとってもプラスになる、お勧めできる本です。

●目次
はじめに
第一章 常識的な仕事をやめる
第二章 受動的な仕事をやめる
第三章 保守的な仕事をやめる
第四章 完璧な仕事をやめる
第五章 真面目な仕事をやめる
おわりに

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